潰瘍性大腸炎ブログを始めたきっかけ

こんにちは!潰瘍性大腸炎闘病歴10年を超える鉄也です。

わたしと同じ潰瘍性大腸炎で悩んでいる方の助けになれればと思い、ブログを開始しました。

今回はブログ開始の経緯をお話ししたいと思います。

海外旅行をきっかけにブログを始めた

わたしは学校卒業後、普通に就職し正社員として働いていました。

しかし、半年ほどの間に2度ほど長期入院をせざる負えなくなり、2回目の入院時に退職しました。

自分では辞めたくなかったのですが、辞めざる負えない状況でした。

仕事を辞めてからしばらくは就職活動をせず、治療に専念していました。

半年ほどして体調が安定してきたころ、わたしは色んなことに挑戦したいと思って、初めての海外旅行で台湾に行きました。

潰瘍性大腸炎は寛解状態で1日3回程度の排便回数だったとはいえ、航空機搭乗中にトイレに行けないタイミングで便意を催したらどうしよう、食あたりを起こしてしまったらどうしようなどの不安がありました。

結果的におなかの面では大丈夫だったのですが、けがをして病院行きに(笑)

海外旅行保険に加入していたので、日本語通訳付きで診察ができ助かりました。

色々問題はありましたが、このときに潰瘍性大腸炎でも海外に行けるんだということが強い自信になり、同時に台湾の人たちのやさしさに触れて台湾移住を目指すようになります。

台湾留学で経験したことをブログに書いている

はじめての台湾旅行に行ってから、自分の目標として台湾留学をしたいという気持ちが沸き上がってきました。

仕事も辞めてしまっていましたし、ピンチはチャンスだと考えて台湾留学行きを決めたんです。

海外での体調管理方法、もし体調が悪くなったらどうすればいいか、保険はどういったものにはいればいいのかなどを毎日調べていました。

友達も知り合いもいない台湾に行くことには不安はありましたが、やってみないことには始まりません。

失うものは何もなう状況だったので、とりあえず台湾に行ってみることにしました。

せっかく台湾に行くんだから、その間のことをブログにしたためたいと思って、日本を離れる前にWordpressで自分のブログを開設しました。

WordPressは使ったことがなかったので、色々と苦戦しました。

記事を投稿できる状態になるまで1か月くらいかかる有様です。

でもとりあえず台湾に行く前に設定ができたので、台湾についてからブログを書き始めることができました。

台湾の観光地を紹介するブログ

台湾留学中に書いているブログには、潰瘍性大腸炎のことはほとんど書いていませんでした。

主に書いているのは、台湾のおいしい食事や観光地などについてです。

病気のことを長々と書いても誰にも読んでもらえないからです。

台湾には好きな場所や食べ物がたくさんあるので、ブログのネタ探しにはまったく困りませんでした。

ブログを書くことが楽しかったので、続けることができています。

潰瘍性大腸炎ブログをはじめたきっかけ

潰瘍性大腸炎患者として思ったことを書いていくブログをはじめたきっかけは、コロナウィルスで台湾旅行が禁止されたことです。

わたしは台湾に住んでいて台湾の観光地のことしかブログに書いていなかったため、台湾旅行が禁止された結果ブログが誰にも見られなくなりました。

その結果モチベーションが下がり、台湾旅行でおすすめのスポットなどを書くことが苦になってきたんです。

ブログは読んでくれる人がいてはじめて楽しめるし、続けたいと思えるものですが、そういう状況ではなくなってしまうので更新ペースを落としました。

台湾ブログをしばらくお休みする代わりに、自分が何を書いたら役にたつかを考えたとき、「自分の持病について書けば喜んでくれる人がいる」ということに思いがいたりました。

潰瘍性大腸炎と診断され、苦しんでいる若い人たちがたくさんいることを知り、自分もそういった人に役立つ情報を提供できればと思いブログを始めたんです。

潰瘍性大腸炎患者として経験したことを伝え、少しでも希望を持ってもらえたらうれしく思います。

ピンチはチャンスに変わる

わたしの場合、潰瘍性大腸炎になったせいで多くのものを失いました。

仕事を失ったり、健康だったらしたかったことをあきらめたりもしました。

でも、潰瘍性大腸炎になったから得られたこともあります。

病気の人に対して優しくなれたり、仕事をし続けていたら気づけなかったであろう楽しみも知りました。

治らない病気になってしまったことを悲観したくもなりますが、下を向いていてはなにも始まりません。

病気のせいでできなかったことはあきらめて、病気のために気づけたことを大事にしていくことで前向きに生きていけています。

潰瘍性大腸炎でも夢を追い続け、挑戦し続けている人がたくさんいるので、自分も勇気をもらっています。