潰瘍性大腸炎が分かる漫画。患者と家族に読んでほしい作品

潰瘍性大腸炎で闘病中の漫画家が、自身の体験をつづった漫画が話題です。

闘病生活をつづる作品はナイーブになりがちですが、この作品は笑って楽しめるのが特徴。

潰瘍性大腸炎で不安を抱えている方が最初に読んでほしい書籍です。

潰瘍性大腸炎の筆者が書いている漫画

潰瘍性大腸炎の漫画で人気を博しているのが、「腸よ鼻よ!」です。

沖縄県出身の漫画家、島袋全優さんの作品。

自身が経験した闘病生活を悲観することなく、面白おかしく描いています。

潰瘍性大腸炎患者をみた経験が少ない医師から、別の医師に代わったいきさつがとても面白かったです

漫画といえども実体験をもとにしている部分が多いようで、見ていても共感できるところがたくさんあります。

実際に闘病されている方が書いているからこそ、読むと力づけられますね。

わたしも島袋さんの漫画を読ませていただいています。

潰瘍性大腸炎漫画「腸よ鼻よ」に出てくるレシピ

腸よ鼻よには腸に優しいレシピも出てきています。

潰瘍性大腸炎の人には参考になりますね

漫画として楽しめるだけでなく、患者さんにとって実用的な漫画はなかなかないんじゃないでしょうか。

漫画家の島袋全優さんの温かい思いが伝わってきますね。

腸に優しい食材コーナーもあって、みていて楽しいですよ。

潰瘍性大腸炎患者だからこそのリアリティー

作者の島袋全優さんは、潰瘍性大腸炎患者です。

漫画家として活躍している現在も、入退院を繰り返されています。

入院することを「取材」と表現し、ユーモラスに自分の体験をつづっているところが励まされますね。

潰瘍性大腸炎の入院では絶食をしたり、腸に負担が少ない食事になったりすることが多いです。

そのようなつらい状況でも、病院食ダイエットに成功したとポジティブにとらえています

なかなかそのような見方をするのは難しいです。

私の場合は1回の入院で10キロほど痩せて、かなりスリムになりましたね。

同じ潰瘍性大腸炎患者だからこそ、あるあると共感してしまう内容満載です。

楽しんで読めること間違いなし。

潰瘍性大腸炎あるあるで笑える

潰瘍性大腸炎患者が、潰瘍性大腸炎についての漫画を読んで悲しくならないのか心配になるかもしれません。

読んでしまってがっかりしてしまわないだろうか、と私は最初不安でした。

しかし、読み進めていくと私と同じ思いを抱えている人がいるんだと勇気づけられたのです。

潰瘍性大腸炎あるあるもたくさん含まれていて、思わず笑ってしまいました。

特に入院に関する部分は共感度100%でした。

入院中は暇で漫画を読む時間もあるので、潰瘍性大腸炎患者へのお見舞いの品としても喜ばれると思います。