わたしは潰瘍性大腸炎になってからおならがでなくなりました。
発症前はプゥーと音が出るおならが頻繁に出ていたのですが、それがなくなったんです。
おかしな話かもしれませんが、わたしの実体験をここでは書いていきます。
コメント欄を開放しているので、経験者の方ぜひコメントください。
潰瘍性大腸炎でおならの回数は増えた
わたしは潰瘍性大腸炎になってから、おならの回数自体は増えました。
常におなかが張っているような感覚があり、そのガスを抜くためにはおならをするしかなかったのです。
音のでないおならは特別臭いです。
というよりも、潰瘍性大腸炎で腸の状態が悪すぎるので臭いだけなのかもしれませんが。
おならの我慢しすぎで音がでなくなったのか
うーん。
おならの音がでなくなったのは、よくよく考えると学校で生き抜くためだったのかもしれません。
わたしが潰瘍性大腸炎を発症したのが、中学2年生の頃。
潰瘍性大腸炎になったころは思春期でした。
そのころはおならをコントロールすることができなかったのです。
そのため、ある日事件がおきました。
音楽の授業のときに溜まったガスが歌を歌ったのと同時に押し出され、クラスメイト全員に聞こえるおならの音が出てしまいました。
すぐに犯人捜しが始まります。
「だれだ、だれだ」
自分だと名乗り出るとやり玉に挙げられるのは明白。
そのため、黙っていました。
でもわたしはおならをするキャラではなかったので、誰もわたしが犯人だとは疑わず事なきを得ました。
そのときは笑いをこらえるのに必死でした(笑)
結局犯人捜しは座礁に乗り上げ、勝手に替え歌合戦(音楽祭で歌う歌を先生にばれないように替え歌で歌うのが流行っていた)に変わりました。
そのときから、人前でおならをするとやばいことになると考えるようになり、音の出ないおならの仕方を真剣に考えるようになります。
音のでないおならは強烈に臭い
潰瘍性大腸炎に罹ってからしばらくすると、音の出ないおならをする技術を習得することができていました。
そのため、どうしてもガスがたまって学校でおならをしないといけない状況でも気軽におならができるようになっていたんです。
しかし、これには問題がありました。
音のでないおならは強烈に臭いんです。
「めちゃくちゃ臭いにおいがするぞ。誰かおならしたな」
授業中におならをしたところ、近くの席に座っていた同級生に気づかれてしまいました。
でもこの度もおならをするキャラでなかった私は事なきを得ます。
わたしは、あたかも別の誰かがおならをしたことを笑うような感じで、笑っていました。誰もわたしがおならしたのではないかと疑うことがなかったので、おかしくって笑ってしまったんです。
かえって笑っていることで、余計に犯人だとは思われなくなりました。
社会人になればおならは普通のこと
潰瘍性大腸炎である私にとって、おならは死活問題でした。
今ではどうでもいいことだと思えるのですが、その当時は真剣に悩み、いまでは笑ってしまうような対策をしていたんです。
ブーブークッションを買って、いろんな状況でのおならの反応をテストして遊んでいたりもしました。
そんな感じでおならと格闘しながら生活する学生時代を過ごしましたが、社会人になったらあまり気にすることはなくなりました。
社会人になるころには、おならをある程度コントロールすることができるようになっていたからです。
おならができない状況のときにある程度我慢ができるようになりましたし、周囲におならのにおいが充満しないようにガスを分散する術も身に着けました。
平然とおならをするおじさんが周りにたくさんいたことも、恥ずかしさを取り除くのに役立ちました。
おならを気にしない技術
潰瘍性大腸炎患者にとって、おならをすることは避けては通れないものだと思います。
そんななかで思い悩み、苦しい思いをされている人も少なくありません。
でもあまり思い悩む必要はないとわたしは思っています。
おならを上手にする技術は徐々に身についていくからです。
また、おならはコミュニケーションツールとしても役立つと思います。
おならがでれば、においとともに笑いに包まれます。
おならをしない人間はいません。
気楽に考えるようにすると、腸にかかるストレスが減っていい匂いのするおならがでるかもしれませんよ(笑)