はじめに|「トイレの不安」がある人の防災対策とは?
潰瘍性大腸炎(UC)と付き合っておられる方は、災害時にトイレが自由に使えないという状況が大きなストレスになります。
この記事では、「トイレが気になる方」向けの防災グッズを厳選してご紹介。「備えあれば憂いなし」──自分と家族を守るためにも、防災グッズの準備を万全にしておきましょう。
災害時に困るトイレのあれこれ

災害時には次のようなトイレ関連のトラブルが起こりやすくなります:
- ライフライン停止で水洗トイレが使えなくなる
- 避難所のトイレが遠い・数が少ない
- 長蛇の列でトイレに間に合わない
- 衛生状態が悪く、感染リスクが高い
- 音や匂い、視線などプライバシーの問題
こうした状況では誰しもそうですが、特に潰瘍性大腸炎を抱えている人にとって大きな負担になります。だからこそ、自分専用のトイレグッズを用意しておくことがとても重要です。
持っておくと安心!おすすめ防災グッズ7選

1. 携帯トイレ(簡易トイレ)
トイレの水が流れなくなったときのために、携帯トイレ(簡易トイレ)を準備しておきましょう。排泄物を吸収・凝固してくれるものは、水がなくても使用可能。楽天市場では組み立てて使う簡易トイレが格安価格で販売されていました。
- ◎ 凝固剤入りタイプがおすすめ
- ◎ 洋式トイレに被せるタイプなら家庭用便器でも使える
2. 防臭袋・汚物袋(BOSなど)
使用済みの携帯トイレや汚れた下着を処分するために必須。「防臭力の高い袋(BOSなど)」を使えば、匂い漏れを大幅に軽減できます。防臭袋のBOSは強力な防臭効果があり、うんちを入れてしばらく経つとほとんど臭いがしなくなるそうです。
- ◎ 排泄物や生ごみの匂い対策ができる
- ◎ 周りの方へのにおいの配慮ができる
3. ウェットティッシュ
ウェットティッシュは食事の前後に手を拭いたり、身の回りの物を拭いたりするときに使えます。水が止まっていて手が洗えないときもこれがあるだけで快適さが段違いです。
- ◎ アルコール不使用の肌に優しいタイプもあり
- ◎ 大容量のウェットティッシュは使い勝手が良い
4. 消臭スプレー
トイレをしたあとの匂い対策グッズもあると便利。携帯用の消臭スプレーがあると、自分も周囲も快適です。
- ◎ 衣服や靴、周囲の空間にも使えるタイプが便利
- ◎ トイレ後のにおいが軽減される
5. ティッシュ・トイレットペーパー
ティッシュやトイレットペーパーを準備しておくと安心。
- ◎ 防水パックに小分けしておくのがベスト
- ◎ ペーパーがないときに活用できる
6. 替えの下着やオムツ
不安な時期ほど、トラブルが起きやすいもの。念のための備えが大切です。
- ◎ 体調の変化を見越してオムツを準備しておく
- ◎ 手ごろな価格の使い捨て下着もおすすめ
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7. 常備薬(整腸剤・処方薬)
災害時に備えて、普段から飲んでいる薬を準備しておきましょう。
防災グッズの収納・持ち運び方のコツ
- ✅ 持ち出し用バッグに入れていつでも取り出せるように準備
- ✅ 中身を小分けして整理整頓(100均のジップ袋が便利)
- ✅ ラベルやメモをつけて分かりやすいように管理
心構えと家族への共有も大切
グッズの準備と同じくらい大切なのが、事前に家族と共有しておくことです。
- あなたがどのような不安を抱えているか
- どんなサポートが必要か
- どこに何がしまってあるか
災害時は誰もがパニックになりやすいため、事前の共有が「心の支え」となります。
まとめ|備えがあれば、トイレの不安も乗り越えられる
災害時にトイレの問題は誰にとっても深刻ですが、特に持病がある方やトイレが近い人にとってはかなりストレスになるでしょう。
だからこそ、「自分の安心のため」の防災グッズをそろえておくことがとても重要です。
自分に合った防災セットを整えておきましょう。