潰瘍性大腸炎あるある|患者なら共感必至のリアルな体験談まとめ

潰瘍性大腸炎歴10年越えの鉄也です。

学生時代に潰瘍性大腸炎になり、それから病気と付き合っています。

今回の記事では潰瘍性大腸炎のあるあるをまとめました。

はじめに|潰瘍性大腸炎の「あるある」が知りたいあなたへ

潰瘍性大腸炎(UC)を抱える人たちの間では、「ああ、わかる!」と共感するような「あるある」体験が数え切れないほど存在します。これから潰瘍性大腸炎と向き合う方、同じ病気を持つ人と共感したい方に向けて、役立つ情報とともにお届けします。


潰瘍性大腸炎あるある【日常編】

朝は体調との戦いから始まる

潰瘍性大腸炎患者の朝は、普通の人と違います。「今日お腹の調子どうかな?」と体調をチェックするところからスタート。予定があっても、体調次第でドタキャンせざるを得ないこともあります。わたしの場合は1日のなかで朝が特に調子が悪く、起きたときに調子がよいととても嬉しいです。

トイレを無意識に探してしまう

外出時にはトイレの場所が気になり、常に頭から離れません。よく行く場所(学校や会社の近くなど)なら使えるトイレがある程度把握できていますが、はじめて訪れる場所だと不安のため、旅行や出張前に事前に調べておくことも。


潰瘍性大腸炎あるある【食事編】

食べたいものが食べられない葛藤

「ご飯を食べに行こう!」と誘われても、心の中では「食べられないものがあるからどうしよう…」と悩むことも。脂っこいものや辛いものは、食べたくても我慢する場面が多いのが現実です。わたしの場合はステーキや唐辛子を使った料理など食べると調子を崩す料理があり、外食には慎重になります。

自分なりの「安全なメニュー」がある

人によって「これは大丈夫!」という鉄板メニューが存在します。おかゆ、うどん、鶏肉など、消化に優しいメニューを食べることが多いです。同じ潰瘍施大腸炎患者でも個人差があるので、他の人が食べれていても自分は食べられないこともあるので注意が必要です。


潰瘍性大腸炎あるある【トイレ編】

トイレに間に合うか

外出時のトイレ探しだけでなく、「間に合うかどうか」という問題があります。特に電車やバスなど、逃げ場のない状況はかなり気を遣います。私の場合は長距離での移動や長時間トイレに行けないことが分かっている状況ではご飯や飲み物を控えるなどして対策します。

トイレがきれいだとめちゃくちゃ嬉しい

きれいなトイレに出会った時の安心感は、何物にも代えがたいもの。外出先で偶然利用したトイレが綺麗だととても嬉しいです。


潰瘍性大腸炎あるある【仕事・学校編】

「体調不良=サボり?」と誤解されがち

見た目は普通なので、体調不良を理解されづらいのが辛いところ。「また休むの?」という空気に、何度も心が折れそうになります。わたしの場合、入院していたときに職場の同僚がお見舞いに来てくれて「ほんとに入院してたんだ」と言われたときはびっくりしました。1日に数十回トイレに行くようなギリギリの状態で出社していましたが、見た目にはさほど辛そうに見えてなかったようでつらい状況を理解してもらえないことがあります。

スケジュール調整が大変すぎる

体調が読めないため、重要な会議やイベントはなるべく避けたい気持ちに。でも社会人・学生生活では、どうしても避けられない局面があり、ストレスが溜まります。


潰瘍性大腸炎あるある【治療編】

内視鏡検査

「また内視鏡か…」と憂鬱になりながらも、定期的な検査は不可欠。下剤を大量に飲まないといけないのがかなりしんどいです。

入院生活

潰瘍性大腸炎の症状がひどくなると入院する必要が出てきます。わたしも何度か入院を経験しました。入院中に絶食となった場合、久しぶりに食べるご飯がめちゃくちゃおいしいです。


潰瘍性大腸炎あるある【心の葛藤編】

「普通になりたい」と何度も思う

友達との旅行や、恋人とのデート、家族との食事。何気ない日常すら、「病気持ち」であることでハードルが高く感じることも。潰瘍性大腸炎でなかったらなにができただろうと想像します。

ポジティブ思考の大切さに気づく

潰瘍性大腸炎と長く付き合っていると、「前向きに生きる力」がついてきます。小さな幸せにも感謝できるというのは素晴らしいことです。


潰瘍性大腸炎とうまく付き合うために

潰瘍性大腸炎あるあるを振り返りました。

経験ひとつひとつが、自分を強くしていることに気づかされます。

体調管理を最優先に

無理せず、疲れたら休む勇気を持つことは大事だと思います。

頑張りすぎることなく、ほどほどにマイペースでいるのがわたしの体調管理法です。

仲間とつながろう

同じ病気を持つ仲間と話すと、孤独感が和らぐかもしれません。

潰瘍性大腸炎あるあるを話したり、潰瘍性大腸炎患者の方が書いている漫画を読んだりするのも良いと思います。


まとめ|潰瘍性大腸炎患者だからこそわかること

潰瘍性大腸炎は、目に見えない苦しみとの戦いです。

でもその一方で、忍耐力や人への優しさ、前向きに生きる力も育ててくれます。

この記事を読んで、「自分だけじゃないんだ」と思って頂けたら嬉しいです。