潰瘍性大腸炎歴10年越えの鉄也です。
わたしが広島漢方に変えてから、5年以上が経過しました。
その間に何度か広島漢方の種類が変わっており、最新の漢方には大きな変更があります。
広島漢方は以前は青黛が主成分だった
スカイクリニックで販売されている広島漢方、実は成分は公開されていません。
公式サイトにも、広島漢方の成分は載っていないんです。
現在スカイクリニックに通っているわたしも、具体的な配合は伝えられていません。
現在広島漢方は漢方サプリのような扱いとなっています。
広島漢方は常に改良されていて、A、B、C、D、Eなど複数の配合があります。
それを患者ごとによって使い分けている形です。
わたしが飲み始めたころの広島漢方には、青黛がメインで使われていました。
広島漢方の主成分は青黛が70%,象牙,真珠,牛の胆石を粉砕配合したものだと、J-STAGEに掲載された広島漢方についての研究結果に書かれています。
青黛は慶應義塾大学病院IBDセンターで臨床研究が行われるなど、潰瘍性大腸炎患者から注目を集めています。
広島漢方に関連する研究等から、「広島漢方=青黛」として知れ渡っていくことになりました。
青黛は生薬ということもあり、ネットでも購入が可能です。
公式サイトによると約7,000人の潰瘍性大腸炎患者の方が広島漢方を購入しており、青黛が入っていると思って使っている方も多いでしょう。
わたしもそのひとりでしたが、改良された広島漢方には青黛がほとんど含まれていないそうです。
改良された広島漢方は青黛をほとんど含まない
現在の広島漢方Aタイプについては、青黛がほとんど含まれていないそうです。
「広島漢方=青黛」というイメージでしたが、今後は青黛を極力使わない方向にシフトしていく模様。
Aに変えてから体調がすぐれないことが多く、スカイクリニックの先生にこれまで使っていた漢方との違いを訪ねたところ「Aには青黛がほとんど入っていない」とのことでした。
Aに変更して1年以上経過していますが、直近のカルプロテクチンの値は正常値ではありませんでした。
Aは自分に合っていなかったのかもしれません。
わたしには、青黛が含まれている従来の広島漢方の方が良いんではないかと思います。
青黛とその他の漢方の効果を見極めたいためか、漢方が変わる際に成分変更内容については基本的に教えられることはないようです。
私の場合は「Aが最強です」と言われて処方されました笑
本当に効果があるのか、プラセボ効果ではないかといったことを試している可能性もありますね。
広島漢方に青黛を使わなくなった理由
「青黛が有効という研究結果もあるが、なぜ青黛を使わないようにしたのかな?」と思いましたが、これは副作用が関係しているそうです。
青黛には肺動脈性肺高血圧症という副作用が報告されており、厚生労働省からも注意勧告が出されています。
そのほか、肝障害、頭痛、嘔吐、腸重積などの副作用が指摘されていることから、効果と副作用を鑑みて青黛の使用を減らそうと改良されているようでした。
繰り返しになりますが、スカイクリニックでは漢方を変えるときに成分の説明はありません。
広島漢方の種類が違っても見た目はほとんど同じなので、多くの患者さんが気が付かないと思います。
青黛をほとんど含まないAの広島漢方も、従来の広島漢方も色は青いです。
新しい漢方に切り替わったことで影響があった人は、すぐに先生に連絡されることをおすすめします。