こんにちは!潰瘍性大腸炎歴10年越えの鉄也です。
わたしは潰瘍性大腸炎を抱えながら、台湾留学をしています。
今後病気を抱えながら、海外留学に挑戦することを検討している方にお役にたてるようにブログに経験をつづっていきたいと思います。
潰瘍性大腸炎で留学するときに起きるリスク
潰瘍性大腸炎を抱えながら海外留学することは困難が伴います。
海外で症状が悪化した場合、十分な治療が受けられなかったり、入院費、治療費が高くついてしまうからです。
海外での食事が合わなかったり、ストレスがたまることによって再燃してしまうリスクもあります。
これまで再燃したことがなくても、急な環境の変化によって体調が悪くなることは十分考えられます。
海外留学前に保険を準備する
潰瘍性大腸炎でも加入できる海外旅行保険はありますが、潰瘍性大腸炎の入院や治療費を補償する保険はありません。
海外で潰瘍性大腸炎の治療をしたり、薬をもらうのは全額自己負担になります。
国によっては2、3日の入院でも数十万円かかることが多く、保険なしで海外留学に行くのはおすすめできません。
海外でも有効な保険を契約しておく必要があるのです。
国民健康保険に加入しておく
潰瘍性大腸炎の方が留学をするには、国民健康保険に加入しておくのが最善です。
国民健康保険には「海外療養費制度」があります。
国民健康保険に加入していれば、海外で治療を受けた場合でも日本の治療費相当分の7割が戻ってくるんです。
つまり、日本と同じ3割負担で医療を受けることができます。
潰瘍性大腸炎の治療も3割負担で済みます。
住民票を抜いてはいけない
国民健康保険に加入する場合、住民票を抜いてはいけません。
抜いてしまったら、国民健康保険の加入要件を満たさなくなります。
留学ブログなどでよく見かける「住民票を抜く」という方法は、1年以上の留学で持病がない人には良いですが、潰瘍性大腸炎患者にとってはかえって不利益です。
住民票を抜くことで、健康保険、国民年金、住民税などの支払い義務はなくなりますが、その分保険もなくなってしまいます。
海外留学中の薬は日本から送ってもらう
海外留学中に潰瘍性大腸炎の薬をどこかで処方してもらう必要があります。
国民健康保険があるなら、日本の主治医の先生と相談して留学先の病院を紹介してもらうことができるかもしれません。
症状が安定していて通院する必要がない場合、薬を処方してもらって留学先に送ってもらうこともできます。
わたしが通院している広島スカイクリニックは、台湾にも薬を送ってもらうことが可能です。
ほかの方が書かれているブログを読むと、アメリカや韓国などにも発送されているみたい。
一般的な病院でもオンライン診察に対応しているところがあるので、まずは主治医の先生に相談されることをおすすめします。
留学中は食事と水に気をつける
海外留学中に気をつけたいことは食事と水です。
わたしが留学している台湾では、水をそのまま飲むことができませんでした。
料理用の水はスーパーに買いにいって使うようにしています。
日本にいたときの習慣で水をそのまま飲んでしまって、おなかを壊してしまったことがあります。
台湾は外食文化のため、家で料理をする習慣がありません。
そのため、キッチンがない物件も多いんです。
台湾の屋台料理は油を使ったものがほとんど。
潰瘍性大腸炎を抱えている人が毎日外食を続けているとおなかを壊したり、食あたりを起こしたりしてしまいます。
実際にわたしは食中毒にかかり、1週間入院してしまいました。
なので、留学に備えて料理ができるようにしておくことをおすすめします。