潰瘍性大腸炎のわたしが電車やバスに乗るときに気を付けていること

潰瘍性大腸炎患者の悩みのひとつが、電車やバスなどの公共交通機関での移動です。

電車やバスに乗車中にお腹を壊し、トイレに間に合わないことを心配される方がたくさんおられます。

これまでの経験から、公共交通機関の移動で気を付けておくと良い点をご紹介します。

潰瘍性大腸炎のわたしが電車に乗るときに気を付けること

電車

潰瘍性大腸炎のわたしが電車に乗るときは、乗車前の食事に特に気を付けています。

おなかの調子が悪いときを含め、飲食はなるべく控えるようにしていました。

私の場合は朝お腹の調子が悪いときが多いので、早朝発の電車は基本的に避けます。

それでも仕事の関係等で乗る必要があるときは、トイレのある車両に座ると良いです。

冬の時期に電車に乗るときは、扉から離れた場所に座るようにしています。

駅に着いたときに扉の開け閉めが繰り返され、寒さでおなかが痛くなることがあるからです。

トイレのない車両を利用する場合は、時間に余裕をもって出発し、途中下車してトイレに行っても間に合うようにしておくことをおすすめします。

オムツを履いて仕事に行かれる方もおられるようですが、電車移動だときついと思います。

わたしは症状がひどいときは電車やバスなど、公共交通機関での通勤は避けていました。

なかなか難しい面もあるかもしれませんが、電車通勤をしないで良いように、会社の近くに引っ越したり、在宅ワークの仕事に切り替えたりするのも良いですね。

新幹線

仕事や旅行で遠出するときに、新幹線を利用される方も多いです。

新幹線の車両にはトイレがついており、潰瘍性大腸炎患者の方でも比較的安心できる車両でしょう。

新幹線のトイレは奇数号車(1、3,5,7,9、、、)にあるので、座席指定は奇数号車がおすすめです。

自由席の場合は立ち席になるほど混雑することもあり、トイレの利用者も増える場合があります。

ゆったりと乗っていきたいなら、座席指定をしたほうがよいです。

JR

JRはトイレがついている車両が多いですね。

特急、快速、急行などの特別列車だけでなく、普通列車にもトイレがついていることもあります。

トイレがない列車に乗車する場合は、前もって駅のトイレ情報をチェックしておくのが安心です。

潰瘍性大腸炎のわたしがバスを利用するときに気を付けること

バス

バスは電車と違ってトイレがないことの方が多く、わたしはあまり利用しないようにしています。

バスは電車に比べて本数も少なめで、電車のように途中下車してトイレに行くということが難しいです。

トイレがついているイメージのある長距離バス、夜行バスにもトイレがないことがあります。

トイレのないバスに乗車した場合、サービスエリア等での休憩のタイミングでしか、トイレに行くことができません。

そうした理由もあり基本的にバスは乗りませんが、どうしても乗る必要がある場合は短距離のバスを利用したり、トイレ付きの長距離バスを利用したりするのがおすすめです。

バスの空調

バスに乗るときは空調に気を遣っています。

電車に比べると空調の吹き出し口が体に近く、冷房が直接体に当たることが多いですよね。

冷房があたって体が冷えてトイレに行きたくなることを防ぐため、空調は体に当たらないように設定します。

自分で冷房の向きをいじれないバスなら、上着を持って行って体を温めるのが良いですね。

バスでしか行けない場所に向かうとき

基本的にバスを使用しないようにしているとはいえ、バスでしか行けない場所もあります。

そういったところに行くときには、前日から入念に準備をおこないます。

食事に気を遣ってお腹を刺激しないものを食べたり、普段よりも食べる量を減らしたりして調整をするんです。

バスでしか行けないような秘境に行くときは、旅行中はご飯を食べないようにすることもあります。

旅行で美味しいご飯を食べられないのは悲しいですが、お腹を壊してしまうよりはましです。