潰瘍性大腸炎歴10年を超える鉄也です。
わたしは正社員で働いていたとき、2度の長期入院をして会社をクビになりました。
その経験からひとつの収入源に頼るリスクを減らすため、色んな副業を試してみました。
潰瘍性大腸炎でもできる副業
潰瘍性大腸炎の悪化で会社を辞めなければいけない、そんな状況は突然やってきます。
特に、潰瘍性大腸炎であることを伝えずに入社した場合はそうです。
わたしは短期間に長期入院を2度繰り返した結果、職を失いました。
病気が理由での退職だと、次の仕事を見つけるまでがとても大変です。
わたしは正社員として働くことができず、派遣やアルバイトを転々とする日々が続きました。
収入は大幅にダウンし、節約生活を余儀なくされてしまいました。
自分の労働力をお金に換えるサラリーマンだと、体を壊して働けなくなったときに収入がなくなることを実感しました。
最近は副業を解禁している企業も増えており、会社員としてもらう給料以外の収入源を作りやすくなっています。
ただし、わたしはこれといったスキルがなかったので、副業で収入を得るのに苦労しました。
スキルがないわたしでもできる副業はたくさんありますが、はじめた当初は大きな収入源にはならなかったです。
やはり副業をはじめるにしても、よく勉強することが大事だとわかりました。
株式投資
わたしは潰瘍性大腸炎で1か月ほど入院し、退院した後の自宅療養中に株式投資をはじめました。
そのときにはじめて、働けなくなることの怖さを思い知らされました。
それまでは比較的症状が落ち着いていて、働けなくなるとは夢にも思っていなかったからです。
わたしはトレーダーを目指したわけではなく、貯金の一部を株として保有することにしました。
まずはNISAという制度を利用して、年間100万円の株式を運用することにしたのです。
日本円で貯金していても利息はほとんどないですが、株を保有すると配当金がもらえます。
株価があがったときに売れば、売却益も手にすることができるんです。
株価変動によるリスクもありますが、実は日本円を銀行に預けていてもリスクはあります。
円安によって、日本円の価値が下がるのがその一例です。
わたしが留学していた台湾では、2019年8月2日のレートは1台湾ドル3.4円でした。
しかし2022年8月8日のレートは、1台湾ドル4.5円を付けています。
台湾ドルの価値が1.3倍もあがり、日本円の価値が下がりました。
これは、日本の100万円が台湾で75万円の価値に下がったことに相当します。
たとえば2019年に日本で貯めた100万円をもって台湾留学した人と、2022年に100万円をもって留学した人とでは、台湾で使えるお金に約25万円分の差が出てしまうのです。
台湾留学を経験することで、資産を日本円だけにするのではなく、外貨や株式、不動産など複数に分けておくことの重要性を認識できました。
わたしは株式投資に使う金額の上限を設けており、勉強しながら運用をしています。
気になる収益ですが、今のところプラスです。
資産が増えていくことはもちろん、株主優待で商品やギフト券がもらえるのも楽しみのひとつ。
投資に関しては勉強を怠らず、これからも継続していきたいです。
アンケート
株式投資をはじめた時期と同じくらいにしていたのが、アンケートへの協力です。
アンケートに回答するとポイントがもらえ、貯まったポイントを現金やギフト券に交換できます。
今の時代は、手軽にできるネットアンケートが主流です。
報酬の高いアンケートだと、電話やZOOMを使ったアンケートや対面式のアンケートもあります。
指定された会場に出向き、ほかの参加者とディスカッションするアンケートもありました。
わたしがやっていたのは、ネットで回答を入力するものです。
テレビの視聴率調査もしている、マクロミル というサイトに登録していました。
アンケート回答という副業は資産が減ることはないものの、労働力に対する対価が少ないです。
1件回答して5~30円程度の報酬なので、私の場合は時給に換算すると500円を割っていましたね。
副業ということで考えると割に合わないので、現在はやっていません。
それでもトータルで1万円近くはもらえたので、お小遣い稼ぎには良いかもです。
ミステリーショッパー
次にわたしがやったのが、ミステリーショッパーです。
ミステリーショッパーとは覆面調査員のこと。
一般のお客さんに扮して店舗に行き、接客や清潔感、商品を評価してレポートを提出します。
主婦の方が副業でやっているイメージが強いですが、実は男性の方もできるんです。
わたしはファンくるというサイトで、ミステリーショッパーをしていました。
ファンくるは案件数が豊富で、男性のわたしでも応募可能な案件がたくさん掲載されていたからです。
会員数が120万人以上いる大手で、試験もなくスマホで登録できる手軽さが人気の理由。
飲食店の案件が多く、食費を浮かせることができます。
覆面調査をしたことがない素人のわたしでも、問題なくやることができました。
ファンくるは飲食店に特化していて、飲食代金をポイントバックする方法をとっています。
ファンくる掲載店に覆面調査に行った場合、当日の支払いは自腹です。
その後にお店のレポート、指定された資料(お店の写真など)を添付してファンくるへ送ります。
どこかに出向く必要はなく、スマホでデータを送信するだけでOKです。
レポートが承認されたら、案件に応じて指定されたポイントが戻ってきます。
そのポイントをAmazonギフト券、電子マネーに交換して使う感じです。
覆面調査という都合上、一旦建て替え払いが必要なことと、ポイントの現金化に手間がかかることがデメリット。
お店ごとに上限金額や割合が違うので、割の良い案件を見ながら調整するのがおすすめです。
実際の案件は、無料会員登録をするとチェックできます。
クラウドワーカー
その次にわたしは、クラウドワーカーとして副業をやってみました。
クラウドワーカーとは、クラウドソーシングを利用して仕事をしている人のことです。
クラウドソーシングはオンライン上で仕事の発注者と受注者をマッチングさせるサービスで、代表的なものにクラウドワークス 、ココナラ などがあります。
「得意を売り買いココナラ」というキャッチコピー通り、自分の得意なことをお金に換えることができます。
語学、料理、ライティング、悩み相談、デザイン、webサイト作成、動画編集など、様々な仕事を請け負うことができます。
わたしは特に得意なことがなかったですが、ライターとしての仕事を請け負うことができました。
ライター経験は全くなかったのですが、クラウドワークスやランサーズで仕事を取ることができています。
いちばん報酬が良かったもので、1記事5000円です。
今はパソコン、スマホがあればどこでも仕事ができるので、自宅で仕事がしたい潰瘍性大腸炎患者の皆さんにおすすめです。
自分の得意分野を磨くことで、単価の高い仕事にもチャレンジすることができます。
・ココナラ
ブログ
わたしは台湾留学をきっかけに、台湾ブログ(台湾観光ドットコム)をはじめました。
気になる収益ですが、現状台湾旅行ができないで少ないもののマイナスにはなっていません。
自由にデザインができる、ワードプレスでブログを作成しています。
ブログをワードプレスではじめるのは、実は簡単です。
ブログに必要なのは、ドメイン(○○.com、○○.jpなど)とサーバーのみ。
ドメインはネット上の住所で、サーバーはネット上のデータ保管場所です。
ネット上の住所(ドメイン)を決めて、文章や写真をサーバーにアップロードすることでサイトが表示されます。
わたしはドメインをムームードメインで購入し、サーバーはロリポップ!で契約しています。
ムームードメインとロリポップをセットにすると、設定が簡単でお得だからです。
ドメインは1円から取得でき、サーバーは月額220円のライトプランからワードプレスに対応しています。
わたしは写真をよく載せるので、容量が多いハイスピードプラン(月額550円)を利用中。
写真をたくさん載せないかたなら、年間3000円で自分のwebサイトを開設できるんです。
ブログの収入はYouTubeと同じく、Googleからの広告収入がメイン。
ブログに掲載された広告が1回クリックされると30円ぐらいなので、1年で100回クリックされたら元が取れる計算です。
ロリポップは電話、メール、チャットによるサポートが充実していて、はじめてのかたでも安心。
わたしもブログについての知識はゼロでしたが、独学でブログを開設しました。
有料でブログを作ってくれるサービスもあるのですが、独学でも全然問題なく作れますよ。
とはいえwebデザインの経験はなかったので、ワードプレス用の有料テーマ【THE THOR(ザ・トール)】 を購入。
実はこのブログは、自分でデザインはしていないんです。
わたしと同じデザインのブログでよければ、ムームードメイン 、ロリポップ! 、【THE THOR(ザ・トール)】 の3つを契約すればできてしまいます。
ブログに関する本を数冊勉強すれば、よりデザイン性の高いサイトも自力で作ることも可能です。
ブログを通して、同じ趣味の人と繋がることができるのもブログの魅了。
わたしは台湾ブログをはじめたことで、台湾好きの方とたくさんつながることができました。
ブログは体調が悪いときも自宅で書くことができるので、潰瘍性大腸炎のわたしにぴったりでした。
色々な副業をやってみて
会社を退職したことで、これまであまり良い印象のなかった副業にいくつかチャレンジしてみました。
実際にやってみて、月数千円程度の収入であれば特にスキルはいらないことが分かりました。
ただ、自宅でもできて割と報酬の良い副業となると、一定レベル以上のスキルが必要になります。
潰瘍性大腸炎と付き合いながら仕事をしていくうえで、何らかのスキルを身に着けておくことは大切です。
もっと学生時代に勉強をしておけばよかったと思っていますが、大人になってからでも遅くはありません。
潰瘍性大腸炎の悪化で働けなくなったときに役立つよう、これからも色々と勉強していきたいと思います。