潰瘍性大腸炎歴10年の鉄也です。
わたしは普段からチョコレートをよく食べますが、それが原因で潰瘍性大腸炎が悪化したことはありません。
ただし、チョコレートを食べるときに気をつけた方がいいことがあります。
潰瘍性大腸炎でもチョコレートは食べれる
潰瘍性大腸炎の症状が落ち着いている寛解期には、チョコレートを食べても問題ありません。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、活性酸素を除去する働きがあります。
またチョコレートに含まれるカカオプロテインは、大腸の善玉菌を増やし腸内環境を整えるのにも役立ちます。
私自身潰瘍性大腸炎になって10年以上たちましたが、チョコレートをよく食べています。
チョコレートはIBDの予防になる
帝京大学理工学部バイオサイエンス学科准教授によると、高カカオチョコレートを継続的に摂取することで、IBD(クローン病、潰瘍性大腸炎)の予防が期待できるとのことです。
日本経済新聞社が運営するウェブマガジン、日経Gooday 30+に以下のように掲載されていました。
「高カカオチョコレートの継続摂取で、最近増えている大腸がん、IBD、糖尿病のリスクを下げる可能性があるわけです」と古賀准教授は締めくくった
日経Gooday 30+
カカオが多く含有しているチョコレートは、健康寿命を決めるといわれる腸内フローラを改善します。
チョコレートを選ぶ際の注意点
チョコレートの中には、カカオの含有量が極めて少ないものがあります。
例えば100円前後で購入できる板チョコには、あまりカカオが含まれていません。
チョコレートに占める植物性油脂と砂糖の割合が、70%を超える商品もあるようです。
植物性油脂には糖尿病やがんの原因になると指摘されている、トランス脂肪酸が含まれています。
そのようなチョコレート菓子を食べ続けると、大量の砂糖と油を摂取することになり体に悪影響を及ぼしかねません。
食品成分表をよく分析して、チョコレートを選ぶことが大事です。
高カカオチョコレートを少量食べる
潰瘍性大腸炎でもチョコレートを食べたいと考えている場合、高カカオチョコレートを少量食べることをおすすめします。
砂糖と植物性油脂をあまり含まないものが良いです。
カカオ含有量が多い商品でも大量に食べるのはよくありません。
私は砂糖含有量の多いチョコレートを食べだすと止まらなくなりますが、苦いチョコレートは少量で我慢することが可能です。
高カカオチョコレートのおすすめ商品
チョコレート効果はカカオが豊富に含まれている商品です。
カカオ含有量が72%、86%、95%の3種類あります。
全体に占めるカカオの割合が高いため苦みがありますが、口当たりがよくおいしいです。
植物性油脂も含まれていません。
明治チョコレート効果の公式サイトによると、1日あたり3~5枚が適量とされています。
明治 ザチョコレート
明治 ザチョコレートは、カカオを豊富に含んだチョコレートです。
2021年1月19日に新商品(2種類)が発売されました。
カカオの原産国(ベネズエラ、ブラジル、ペルー、ドミニカ共和国)、カカオ含有量(55%、70%)ごとに6つの商品に分けられており、それぞれ違った味わいを楽しめます。
植物性油脂も含まれていません。
カレ・ド・ショコラ<カカオ70>
森永製菓が発売している、カレ・ド・ショコラ<カカオ70>も高カカオチョコレートです。
カカオ70シリーズには柚子、アーモンドを使用した商品もあります。
カカオに含まれる渋みを抑え、口当たりのよいチョコレートに仕上がっています。
植物性油脂も含まれていません。